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味噌味!北海道の札幌ラーメンとは【特徴、おすすめ人気店、通販】

北海道札幌市には『札幌ラーメン』という日本三大ラーメンの一つにも数えられているご当地ラーメンがあります。

太めの縮れ麺を使い、豚骨ベースの味噌味に仕上げ、ラードで覆った熱々スープはこってりとした味わい。寒い冬に食べたくなりますよね!

その人気はご当地ラーメンの中でも全国屈指で、北海道以外でも『札幌ラーメン』の看板を掲げるお店を日本全国で多数見かけるほど。

今回はそんな札幌市民のソウルフード・札幌ラーメンの特徴・歴史・おすすめ人気店について詳しくご紹介します。

札幌ラーメンの特徴・味とは

まずは、札幌ラーメンの特徴・味についてご紹介します。

一般的な札幌ラーメンの特徴は以下の6点。ただし、例外はもちろんあります。

1.豚骨ベースで作られている味噌味スープ
2.スープの表面はラードで覆われている
3.モヤシや玉ねぎ、キャベツ、ひき肉など炒めて盛られている
4.色が黄色い中太の縮れ卵麺を使用
5.味濃いめのタレ
6.実は味噌以外にも醤油、塩もある

オーソドックスな札幌ラーメン。
オーソドックスな札幌ラーメン

色が黄色い中太の縮れ卵麺を使用。
札幌ラーメン 麺

メンマ、チャーシュー、玉子とは別に、モヤシ、玉ねぎ、キャベツ、ひき肉を炒めて載せるのが定番となっている。これは麺が茹で上がるまで手持ち無沙汰なので、暇を埋めるために炒めだしたのが始まりとのこと。
札幌ラーメン 炒めた野菜

スープの表面をラードで覆っているのも特徴の一つ。これは寒い北海道でラーメンを冷めにくくする工夫。

まとめると札幌ラーメンは、中太の縮れ麺を使い、豚骨ベースの味噌仕立ての濃厚スープが特徴のラーメンです。

 
もし本場の博多ラーメンを自宅で味わいたければ、札幌の行列店『らーめん 信玄』のラーメンが一番おいしかったです。

 
もちろん私も通販で購入しました。お取り寄せできる札幌ラーメンの中では別格です。
札幌 らーめん信玄 通販

札幌ラーメンの歴史

大正11年に中国人の王文彩氏が「竹家食堂」ではじめた「肉絲麺(ロースーミェン)」という麺料理が北海道のラーメンの起源だと言われています。塩味のラーメンの上に豚のもも肉とネギを細切りにして載せただけのものでした。

それから日本人向けに形を変え、チャーシュー、メンマが入るようになりました。これがラーメンと呼ばれるようになり、庶民に広がっていきました。

現在の「札幌ラーメン」の形を作ったのは、昭和36年に「味の三平」の大宮守人氏が開発した味噌ラーメンです。アメリカの雑誌に「日本は味噌を活かしきれていない」と書いてあったことから研究開発して作られたとのこと。なので、よくある俗説にお客さんから「豚汁に麺を入れてほしい」と言われたのは間違いだそうです。

この味噌ラーメンが開発されるまで、札幌では醤油ラーメンが主流でしたが、雑誌や実演販売のおかげであっという間に全国に広がり、今や札幌ラーメンは味噌味のスープが定番になりました。誕生から10年足らずで全国区になったとのことです。

それから現代まで様々な工夫が重ねられ、今や札幌市内には1000店舗ほどの多様な味のラーメン屋が群雄割拠するまでになりました。

ちなみに今でも味噌味と一緒に醤油や塩味のラーメンも提供するお店が数多くあります。これら味噌味以外のラーメンも全部ひっくるめて「札幌ラーメン」なんです。

それは味噌ラーメンの創始者・大宮守人氏が残した言葉に「どんな材料、どんな味でも札幌の水と気候で作られたラーメンは、すべて札幌産になる」とあるからです。

味の三平の味噌ラーメン。今でも札幌市内で食べることができます。

札幌ラーメンの食べ方やラーメン巡りするときの注意点

札幌市内には約1000軒のラーメン屋がひしめき合っています。そのため、札幌ラーメンの味比べを楽しみに札幌にやって来る観光客も多くいます。

その際に食べ方やラーメン巡りをするときの注意点をご紹介します。実際に私がラーメン屋巡りをして気づいたポイントです。

防寒はしっかりする
「信玄」や「彩未」のように行列ができる店もあります。夏場に並ぶならいいのですが、冬場だと寒さがかなりこたえます。防寒をしっかりしてカイロも持っていきましょう。

早く食べる
北海道の冬場の店内はかなり暖かくなっていますが、入口近くに座るとお客さんが出入りする度に寒風が身にしみます。いくら熱々のラードでスープを覆っていても、寒風を何度も浴びていたらすぐに冷めるので、着丼したら写メを撮るのもほどほどにして、すぐに食べ始めましょう。

味噌以外も味わってみる
札幌ラーメンは味噌味がスタンダード。それに基本的にこってりしているため何倍も食べることが難しくなります。なので、味噌以外の味も試してみましょう。多くのラーメン屋には味噌以外のメニューも並んでいます。

地下鉄の1日乗車券を買う
市内でラーメン屋巡りをしていると移動のため、頻繁に地下鉄に乗ることになります。乗車料金も積もり積もったらバカになりません。なので札幌市交通局の1日乗車券を買いましょう。料金は大人830円、小児420円で1日乗り放題なのでかなりお得。

札幌観光を挟む
ずっとラーメンを食べ続けていたら胃がもたれてきます。実は札幌市には観光スポットもたくさんあります。後述で観光スポットをご紹介しているので、観光を挟んで胃を休めましょう。

札幌ラーメンのおすすめ通販

ここでは私が実際に通販で購入して最高に美味しかった札幌ラーメンを、味の感想付きでご紹介します。

らーめん信玄の通販

こちらは札幌味噌ラーメンの超人気店「らーめん信玄」の公式商品です。
札幌 らーめん信玄 通販

ニンニクと生姜の効いた濃厚な味噌スープが特徴。甘味と塩味のコントラストが心地の良い旨味を生み出しています。
札幌 らーめん信玄 完成品

やや硬めの中太縮れ麺もおいしい。
札幌 らーめん信玄 麺

すみれの通販

こちらは札幌味噌ラーメンの有名店「すみれ」の公式商品です。画像右側が味噌味で左側が醤油味です。この通り2種類販売しており、醤油味もうまかった。
札幌 すみれ 通販

甘みのある濃厚な味噌スープがうまい。ほのかにニンニクも効いている。THE・味噌ラーメンというスタンダードな味ですね。
札幌 すみれ 通販 完成品

札幌の多くのラーメン屋で使用されている西山製麺の玉子麺が食べられます。マズいはずがない。
札幌 すみれ 西山製麺

ブランド:札幌すみれ

ガチでうまい札幌ラーメンの店3選

こちらではおすすめの札幌ラーメンの店を3店舗ご紹介します。もちろん、3店舗とも私の大好きなお店です。

らーめん信玄

すすきののちょっと外れた場所にある行列ができる人気店。6種類ほどのラーメンがあるが、おすすめは「信州(コク味噌)」。
らーめん信玄 南6条店

豚骨ベースのスープにコクのある味噌が融合し、甘味と旨味を強く感じるラーメンです。見た目とは裏腹にマイルドなので、女性でも全部食べられると思います。
らーめん信玄 信州コク味噌ラーメン

●訪問した店舗の情報
店名:らーめん信玄 南6条店
住所:北海道札幌市中央区南六条西8
電話番号:011-530-5002
営業時間:11:30~翌1:00(L.O)
定休日:無休
行き方:
・市電の東本願寺前駅から徒歩2分
・地下鉄南北線のすすきの駅から徒歩10分
その他:すすきのエリアの人気店。
※店舗情報は変更される可能性があるので、詳しくは店舗にお問い合わせください

らーめん信玄の通販は以下から。

麺屋 彩未(さいみ)

地下鉄で行ける札幌でも屈指の人気店。主人は札幌の名店「すみれ」で修行し、2000年1月に「彩未」を創業しました。優しい味噌味が受け、いつ行ってもだいたい行列ができています。
麺屋 彩未

ここのスープだけは全部飲めるという人も多いほど、あっさりめの白味噌ベースのラーメン。ラードで熱々な上、生姜が効いており、食べると身体をほっこりさせてくれる優しいラーメンです。
麺屋 彩未 味噌ラーメン

●訪問した店舗の情報
店名:麺屋 彩未
住所:北海道札幌市豊平区美園10条5-3-12
電話番号:011-820-6511
営業時間:
[火・水]
11:00~15:15
[木~日]
11:00~15:15
17:00~19:30
定休日:月曜日
行き方:
・地下鉄東豊線の美園駅から徒歩3分
その他:食べログの北海道エリアで何度もNo.1を取っているお店。
※店舗情報は変更される可能性があるので、詳しくは店舗にお問い合わせください

すみれ

札幌ラーメンを代表するお店。とりあえず札幌のスタンダード味噌ラーメンを食べたければここがおすすめ。すみれの味をベースに、いろんなお店を回られたら札幌ラーメンの違いをより楽しめます。

たっぷりのラード、中太縮れ麺、もやし・玉ねぎ・ひき肉炒め、など札幌ラーメンの粋を凝縮したラーメン。コクのある味噌を使い、ニンニクが香る濃厚スープを飲むと、「すみれに帰ってきたなぁ」と思わせてくれます。
札幌 すみれ 通販 完成品

●訪問した店舗の情報
店名:すみれ 中の島本店
住所:北海道札幌市豊平区中の島2条4丁目7-28
電話番号:011-820-6511
営業時間:
[4月〜10月]11:00~15:00、16:00~21:00
[11月~3月]11:00~15:00、16:00~20:00
※土日祝日は通し営業
定休日:年中無休
行き方:
・地下鉄南北線の中の島駅から徒歩10分
その他:言わずと知れた札幌ラーメンの名店。
※店舗情報は変更される可能性があるので、詳しくは店舗にお問い合わせください

ブランド:札幌すみれ

札幌市の観光スポット

最後にラーメン巡りの合間に巡れる観光スポットをまとめました。

さっぽろ羊ヶ丘展望台
「Boys, be ambitious(少年よ、大志を抱け)」という名言を残した開拓の父クラーク博士の像、牧場、雪まつり博物館がある展望台。丘の上で羊が牧草を食べている牧歌的な風景を見ると心が穏やかになります。
さっぽろ羊ヶ丘展望台

大倉山ジャンプ競技場
札幌市内にある大倉山ジャンプ台を上から見学できます。さらに札幌オリンピックミュージアムでは展示の他に体験型アトラクションを楽しむことができます。
大倉山ジャンプ競技場

北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)
現在の新庁舎ができるまで約80年に渡って道政を担ってきた歴史ある本庁舎。館内は一般に無料公開され、北海道の歴史をたどる資料も展示されています。
北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)

札幌市時計台
明治11年に札幌農学校の演武場として建設された建物。それ以来、130年もの間、時を刻み続けています。日本三大がっかり名所の一つと言われていますが、ノスタルジックな雰囲気があって私は好きですね。なにより大通り公園にあるので行きやすい。
札幌市時計台

サッポロビール博物館
サッポロビール園にある日本で唯一のビール博物館。展示以外にもガイド付きのツアーへの参加やビールの試飲、ジンギスカンの食べ放題ができます。
サッポロビール博物館

まとめ

今回は日本を代表するご当地ラーメン・札幌ラーメンについてご紹介しました。

ぜひ札幌市を訪れた際は、今回紹介したおすすめのお店を巡って味の違いを楽しんでくださいね!

以上、「北海道の札幌ラーメンとは」でした!
 

ブランド:札幌すみれ